今期のアニメで僕が一番面白いと思うのが「GOSICK」ですけれど、とうとう原作に手を出してしまいました。
今のところ既刊9巻あり、25日に新刊が出ると行った状態で、1巻から読み始めるにはなかなか思い切りが必要でした。
現在、手に入り易いのは角川文庫版で、先に出版された富士見ミステリー文庫版は入手し難いという状況があります。
角川版はあくまで「角川文庫」であって「角川スニーカー文庫」ではありません。なのでライトノベルのレーベルである富士見ミステリー文庫版にあったようなイラストは無く、あくまで一般小説の仕様で発行されています。
僕としては「せっかく買うのなら富士見ミステリー文庫版が欲しい」という迷いが手に入りやすい角川文庫版を買うのを躊躇わせました。
しかし、アニメのほうがコミック版の内容をほぼ消化し終わり、まだコミカライズされていない話に入ったので、どうしても続きが気になって原作を手に取ることとなりました。
まだ1巻を読み終えたところですけど、結果的に原作読んで正解でしたね。
話の情報量としてはやはり
小説>コミック>アニメ
といった感じで、原作を読んではじめて納得がいったところも少なくなかったり、話の流れにアニメほどの違和感を覚えなかったりしました。
文章で読むのと視覚的なメディアで話を追う違いもあるとは思いますが、アニメ版はあまり演出とか、話のカットの仕方とかが下手だなあと思いました。
たとえばアニメ版ではクイーンズベリー号の事件のときは、ヴィクトリカと久条がクイーンズベリー号に乗る経緯がいささか唐突すぎる感じがしましたが、小説版では自然な流れに思えました。
また、灰色狼の話は、コミックをあらかじめ読んでいたから納得できたけど、カットや改編の仕方が不味く、アニメ版だけではストーリーに違和感を覚えていた事だと思います。特に灰色狼の話は酷かった。解決編を急ぎすぎた感じがしました。
アニメのストーリーを補うのであればコミック版でも十分なのですが、小説版はさらに突っ込んだ内容でストーリーを追えるので、アニメ版の話に納得できない人は、ぜひ小説版を読んで欲しいところです。トリックの違和感もアニメ版よりは少ないと思えます。このあたりは活字の効果なのかもしれませんね。
また、角川文庫版に挿絵がないという問題ですが、すでにアニメ、コミックと読んでるせいか、実際に買って読んでみると、別に挿絵いらないかなって思いました。
最初に小説版から入った場合、キャラを頭の中で動かす時に、その手助けとして挿絵があったほうが助かるんですけど、すでにアニメやコミックでキャラのイメージが定着してしまっているので、思ったほどの不都合はありませんでした。ファンとしてはオリジナルのキャラクターデザインも見てみたかった気はしますけどね。
それとツイッターのほうで文体に抵抗があるかもという情報を頂いたのですが、個人的にはあまり気にならなかったですね。
あと、アニメ版とコミック版は話の順序が違っていたのですが小説版もまた順序が違ってますね。時系列的にはコミック版が読みやすいのかな?
アニメ版と小説版は同じクイーンズベリー号の事件から始まってますけど、アニメ版にはこの時点で登場してないアブリルが、小説版には冒頭でいきなり登場しますしね。この辺りも読み比べてみると面白いかも。
アニメ版はこのタイトルを知るきっかけとなったので良かったですけどね。ノーチェックのアニメで、たまたま見ただけという出会い方だったのですが、ここまでハマるとは思いませんでした。アニメは2クールあるそうですが、何処までやるんですかねえ。
しかしアニメ化はそれほど上手くいってるとは思えないのが残念。もう少し上手く料理して欲しかったです。小説版の違和感すら無くすぐらいの勢いが欲しかった。
アニメで気に入った人は是非原作も手にとってもらいたいですね。おそらく原作読んで、いろいろと詳細な事情を知ってから見るとアニメはストーリーも楽しめる気がします。僕も食わず嫌いせずにとっとと原作読めばよかったと思いました。
追伸。
ヴィクトリカも可愛いけどアブリルも可愛いと思い始めた今日この頃w 特にコミック版のアブリルは可愛いと思うw
追伸2。
今月末に挿絵付きの新装版出るのか!?
ヤラレタ…orz
あと半月待ってれば…。どうしてこうなった!
GOSICK ―ゴシック― (角川文庫) 桜庭 一樹 角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-09-25 売り上げランキング : 3354 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今のところ既刊9巻あり、25日に新刊が出ると行った状態で、1巻から読み始めるにはなかなか思い切りが必要でした。
現在、手に入り易いのは角川文庫版で、先に出版された富士見ミステリー文庫版は入手し難いという状況があります。
角川版はあくまで「角川文庫」であって「角川スニーカー文庫」ではありません。なのでライトノベルのレーベルである富士見ミステリー文庫版にあったようなイラストは無く、あくまで一般小説の仕様で発行されています。
僕としては「せっかく買うのなら富士見ミステリー文庫版が欲しい」という迷いが手に入りやすい角川文庫版を買うのを躊躇わせました。
GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) 桜庭 一樹 武田 日向 富士見書房 2003-12 売り上げランキング : 27023 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
しかし、アニメのほうがコミック版の内容をほぼ消化し終わり、まだコミカライズされていない話に入ったので、どうしても続きが気になって原作を手に取ることとなりました。
まだ1巻を読み終えたところですけど、結果的に原作読んで正解でしたね。
話の情報量としてはやはり
小説>コミック>アニメ
といった感じで、原作を読んではじめて納得がいったところも少なくなかったり、話の流れにアニメほどの違和感を覚えなかったりしました。
文章で読むのと視覚的なメディアで話を追う違いもあるとは思いますが、アニメ版はあまり演出とか、話のカットの仕方とかが下手だなあと思いました。
たとえばアニメ版ではクイーンズベリー号の事件のときは、ヴィクトリカと久条がクイーンズベリー号に乗る経緯がいささか唐突すぎる感じがしましたが、小説版では自然な流れに思えました。
また、灰色狼の話は、コミックをあらかじめ読んでいたから納得できたけど、カットや改編の仕方が不味く、アニメ版だけではストーリーに違和感を覚えていた事だと思います。特に灰色狼の話は酷かった。解決編を急ぎすぎた感じがしました。
アニメのストーリーを補うのであればコミック版でも十分なのですが、小説版はさらに突っ込んだ内容でストーリーを追えるので、アニメ版の話に納得できない人は、ぜひ小説版を読んで欲しいところです。トリックの違和感もアニメ版よりは少ないと思えます。このあたりは活字の効果なのかもしれませんね。
また、角川文庫版に挿絵がないという問題ですが、すでにアニメ、コミックと読んでるせいか、実際に買って読んでみると、別に挿絵いらないかなって思いました。
最初に小説版から入った場合、キャラを頭の中で動かす時に、その手助けとして挿絵があったほうが助かるんですけど、すでにアニメやコミックでキャラのイメージが定着してしまっているので、思ったほどの不都合はありませんでした。ファンとしてはオリジナルのキャラクターデザインも見てみたかった気はしますけどね。
それとツイッターのほうで文体に抵抗があるかもという情報を頂いたのですが、個人的にはあまり気にならなかったですね。
あと、アニメ版とコミック版は話の順序が違っていたのですが小説版もまた順序が違ってますね。時系列的にはコミック版が読みやすいのかな?
アニメ版と小説版は同じクイーンズベリー号の事件から始まってますけど、アニメ版にはこの時点で登場してないアブリルが、小説版には冒頭でいきなり登場しますしね。この辺りも読み比べてみると面白いかも。
アニメ版はこのタイトルを知るきっかけとなったので良かったですけどね。ノーチェックのアニメで、たまたま見ただけという出会い方だったのですが、ここまでハマるとは思いませんでした。アニメは2クールあるそうですが、何処までやるんですかねえ。
しかしアニメ化はそれほど上手くいってるとは思えないのが残念。もう少し上手く料理して欲しかったです。小説版の違和感すら無くすぐらいの勢いが欲しかった。
アニメで気に入った人は是非原作も手にとってもらいたいですね。おそらく原作読んで、いろいろと詳細な事情を知ってから見るとアニメはストーリーも楽しめる気がします。僕も食わず嫌いせずにとっとと原作読めばよかったと思いました。
追伸。
ヴィクトリカも可愛いけどアブリルも可愛いと思い始めた今日この頃w 特にコミック版のアブリルは可愛いと思うw
追伸2。
今月末に挿絵付きの新装版出るのか!?
ヤラレタ…orz
■参考■
角川ビーンズ文庫4月の新刊
アニメ公式の関連商品のページ
あと半月待ってれば…。どうしてこうなった!
■関連エントリー■
ヴィクトリカかわいいよヴィクトリカ
GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ 桜庭 一樹 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-25 売り上げランキング : 139 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメント