「宙のまにまに」の10巻でましたね。アマゾンで新刊情報見たとき、タイトルの後ろに「<完>」の字があって「うええええ!」ってなった夕凪です。


宙のまにまに(10) <完>



確かに9巻で終わりそうな雰囲気でしたけど、せめて朔や姫の卒業までやってほしかった…。まあヒロインが卒業したら終わりってことなんでしょうね。

10巻は最終巻的な雰囲気いっぱいな感じでしたね。これが最後とかみしめながら読みましたよ。最後にして福岡が舞台になっていてワロタ。そういえば朔は転校してくる前は福岡にいたという設定でしたね。作者も取材に来てたらしいしw

恋愛要素に関してははっきりとした結論はでなかったですよね。

まあ最後のシーンからすると美星ってことなんだろうけど、決着がついた訳ではないしこのあたりははっきりして欲しかったところかも?途中ではなんだかフーミンともいい感じだったしなー。

しかし僕の応援する姫は最後はあまり目立ちませんでしたね…。噛ませ犬的立場で終わったか。姫がメインだったの修学旅行の回が最後だったような気がします。

そして最後の天体観察、すごく楽しそうで羨ましかった。「メシエマラソン」とか初めて聞いたです。ホントまにまにはマニアックだー!天文部ってこういうことするのねん。僕が通った学校には天文部のての字もなかったんで、この漫画で具体的にどういうことをやるのかをたくさん知ることができて良かったですよ。

しかし、最後のおまけ漫画はちょっとアレだった…。なにあのBADENDw ifって事なんだろうけど、自分の現状と合わせて凄く胸に突き刺さるものが…。読んでいて「うわああああ」ってなったかも…あんな朔見たくないデス。

確かに、ああいうのも悪くはない気もしますが、作品の雰囲気には合ってないし、おまけとはいえ、作品の取りを務めるにはふさわしくはなかったかな?もっと余韻を楽しめるようなもののほうがよかったかも?


それにしても、とうとう終わっちゃったか。一番新刊の楽しみなコミックが終わってしまうというのは寂しい限りですね。

考えてみると、けっこう僕の人生に影響を与えた作品だったかも。天文の事をなんとなくではなくはっきり趣味にし出したのも、プラネタリウムに頻繁に通うようになったのも、この作品を読んでいたからだと思います。

星とかプラネタリウムとかって、それまでは気にはなっていたけど踏み込めないジャンルのものだったんですよね。それに対して背中を押してくれたのが「宙のまにまに」の本編と「宙のまにまに天体観察「超」入門」でした。ホント出会えてよかったなと思えるコミックでしたね。

途中でアニメ化なんかもして、この作品が有名になったのは良かったと思います。アニメも2期やらないかなー。っていうか、劇場版ならぬ全天周映画(プラネタリウム番組)化してほしい!ホント、どっかの科学館、コラボして作ってクレヨン!どんなに遠くても見に行くからさ。

あと女の子のキャラクターがみんな可愛かったのがよかったですね。あんなに可愛い子ばかり周りにいて、誰ともくっつかずに終わるなんて朔なにやってんの!?

しかし、何度も書くようですが、こういう高校生活を送りたかったなあ…。いや、まあ恋愛云々は置いておくとしても、文化系の部活動に入って真剣に楽しく活動したかった…。灰色の高校生活を送った僕には登場人物達の姿が眩しくて仕方がなかったデスよ?


そういう訳でコミック本編は終わったわけだけど、続編とまではいかなくてもスピンオフみたいなのが出てくれるといいなあとかメディアミックスもされるといいなあとか思いつつ、ある意味ちゃんと最終回まで連載されたことに感謝したいと思います。

作者も美星の卒業まで書けたら本望だと思ってたらしいですし、作者が描きたかったことを全部書けて終わったのは素晴らしいことだと思います。確かにもう少し続けて欲しくはありましたけど、まあ納得はいく最終巻だったかなと。

たぶん一生タイトルを忘れない漫画のひとつになるんだろうなー。この作品の作家、柏原麻美さんの次の作品にも期待したいです。次もやっぱ星に関連する作品を書いてもらいたいところですけど、どうなるんですかねー。


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